期間 : 2009年1月1日 〜 2009年6月30日 読了数 : 25 冊 | |
マッテオ モッテルリーニ / 紀伊國屋書店 (2008-04-17) ★★★★☆ 読了日:2009年6月29日 図書館で借りたのだけど 残念ながら貸出期間中に読み切れず+すでに予約が入っていて延長できず、のため パート13までしか読めず 「予想どおりに不合理」に続いて読んだ行動経済学の本。どちらかというと「予想どおりに不合理」の方がよかったかな 各パートの最後に「教訓」がついているので、それだけ読んでも、とりあえず書かれている内容は分かると思う | |
ジャレド ダイアモンド / 草思社 (2000-09) ★★★★★ 読了日:2009年6月23日 上巻と同じように一気に読了 下巻で特に興味深かったのが言葉の発生と発明についての論考 特に、言葉が言葉として成立することがどれだけ難しいことであるか、言葉の成立までの道のりは読んでいて引き込まれた そして「発明者として歴史に名が残る≠始めてそれを作った」ではないことも印象に残った また時間をおいて、上下巻とも読み返してみたい | |
ダン アリエリー , Dan Ariely / 早川書房 (2008-11-21) ★★★★★ 読了日:2009年6月11日 投資の本なんかで行動経済学はよく取り上げられるけど 行動経済学を論じた本を読むのは初めて 読み物として非常におもしろかっただけでなく、自分の行動を振り返るいいきっかけになった 図書館で借りて読んだ本だけど、どこかで入手したい | |
ジャレド ダイアモンド / 草思社 (2000-09) ★★★★★ 読了日:2009年6月3日 特に興味深かったのは病原菌に関する論考だけど 大部分を占めている農耕に関する論考もとてもおもしろかった 農耕を始めたことが人間にとってどれだけ大きなことだったか そして進化には環境が何より重要だったことがよくわかった | |
藤沢 晃治 / 講談社 (2004-05-21) ★★★☆☆ 読了日:2009年5月27日 かなり前に買った本を、やっと読む 特別目新しいことは書いてないけど 実務的な文をどう書けばよいか、改めて振り返るにはよい本だった 文書のレイアウトについて1章が割かれているけど その点は評価できる しかし極端なことを言ってしまえば 第8章の「『わかりやすい文章』のためのチェックリスト」を読めば この本が何を言いたいかはほとんど伝わってしまうかも | |
日経ものづくり / 日経BP社 (2005-10) ★★★★☆ 読了日:2009年5月20日 かなり昔に買った本をやっと読む それぞれの事故の分析は非常に興味深かった 専門知識がない人でも読めるようにはなっているけど 自分に工学の知識がもう少しあれば、さらに深く読めたと思う そこは残念 | |
竹内 薫 , 竹内 さなみ / 中央公論新社 (2008-11) ★★★★☆ 読了日:2009年5月18日 哲学入門書としては、かなり読みやすいと思う 取り上げられた人の著作、特に大森荘蔵と小林秀雄は読んでみたい | |
ラルフ・ウォルドー・エマソン / 海と月社 (2009-01-26) ★★★★☆ 読了日:2009年5月8日 なかなかに力強く、その力強さゆえに 「そこまでかたくなにならなくても」って感じがしたのも確かだけど でも、非常によい本だった 自分が自分を信じられなければ何をしたって結局はうまくいかない というシンプルなことにようやく気がついた自分には 強い叱咤激励となった気がする | |
佐々木 正悟 , 堀 E. 正岳 / 日本実業出版社 (2009-02-19) ★★★★☆ 読了日:2009年5月2日 先日、著者の堀 E. 正岳さんにお目にかかる機会があり、そこで知って読んでみた本 今自分は English as a Second Language Podcast とNHK World の英語ニュースを聞いているだけで 聞くだけでなくて読んだり書いたりの力も付けたいと思っていたので 無理をせずにできそうな方法をいろいろ知ることができてよかった 乱暴な言い方だけど、「外国語なんて気合いと根性だ」という言い方があるけど、やはりそうである、と言うことを再確認できた本でもあった スピーキングの章で「『日本人の耳』は気にしないと決める」とあるように、発音がどうとか英文として正しいかということ以上に とにかく伝えたいと思うこと、心理的壁を越える、越えられない心理的壁を低くしていくことが重要なんだな、って 今回初めて本の内容をマインドマップにまとめてみたけど結構難しい 本の内容+感想+自分がやってみることをまとめたいと思ったんだが、本の内容すらまとめられなかった 数をこなしていけば1枚にまとめられるようになるんだけど でも、こういう本の内容をマインドマップにまとめるのはいいかもしれない | |
内田 百けん / 新潮社 (2002-04) ★★★★★ 読了日:2009年5月1日 新しく読んだ文はないけれど、読むたびうらやましくなる 「文章世界入選文」は17歳の時に書かれた文章がまとめられているけど、とても17歳が書いたとは思えない、見事な描写 本当に素晴らしい | |
保田 隆明 / 日本能率協会マネジメントセンター (2008-03-21) ★★★★☆ 読了日:2009年4月27日 最近、証券外務員の資格を取ったり簿記の勉強を始めたりで、お金がらみの話が多くなってきたところで読んだ本 お金の動きをイメージでとらえるにはよい本だと思った しかし、資格取得したにもかかわらず、各種略語の意味が未だにあやふやなのは問題かもしれんorz | |
本・雑誌 | 梁 恒 , ジュディス・シャピロ / サイマル出版会 (1984-01) ★★★★★ 読了日:2009年4月23日 図書館で借りた本 9ポ2段組約360ページ。通勤時間に読んでいたので読了まで3週間 最近読んだ本の中では、一番ボリュームもあって内容も重い本 わたしは、文化大革命を知らない そもそも高校で歴史を勉強していない この本は中国で文革のさなかに成長した青年の個人史で 文革の混乱と悲惨さが、これでもかというくらい伝わってくる ノンフィクションとして非常によい本だと思った |
遠竹 智寿子 , 月刊アスキー編集部 / アスキー・メディアワークス (2008-06-30) ★★★★☆ 読了日:2009年4月21日 マインドマップ自体は興味深いけど、ただ入門書を読んだだけだと、実感というか実態はつかめないなと思った でも考えをまとめたりするのにいろいろ利用できそうだなと思ったです わたしは非言語的思考が多いので、非言語的なものを見える形に落としていけそうな気がする しかし、絵が全く描けない人間には敷居が高い気がする そこが一番のネックなのかも | |
婦人之友社編集部 / 婦人之友社 (2002-04) ★★★★★ 読了日:2009年4月19日 図書館で借りた本。人気があるらしく、期間内に必ず返却してくれ、という紙が挟まれていた あまり料理熱心ではないけれど、それでもこれはあると良さそうだと思うレシピがいろいろ 冷凍食品に頼らないお弁当、疲れていてもお総菜類にできるだけ頼らない夕食に活用できそう | |
森田 英一 / マガジンハウス (2008-06-26) ★★★☆☆ 読了日:2009年3月30日 内容自体は星5つなんだが、個人的な事情で星3つにする というのは、ある部分を読んで自分にとってとてもつらい出来事を思い出してしまったから そのつらい思い出やそれにとらわれてしまうこと自体が、著者の言うところの「心の深い部分で抱えている価値観や思考の癖」なのかもしれないし 過去の自分の自己否定ができない限り変革ができないというのもわかる でも、それでもやはり否定できずに残ってしまう澱のようなものはあって その澱をどう処理したらいいのか、解決方法を見つけられずにいる自分にとっては著者の言葉は時として刃そのものだった そういう面では嫌な思いをした本だった | |
小川 洋子 / 講談社 (2004-04-13) ★★★☆☆ 読了日:2009年3月23日 小川洋子は「博士の愛した数式」に次いで2冊目。 美しい物語ではあると思うんだけど、読んでいて消化不良が残ってしまった。 | |
マーカス バッキンガム , ドナルド・O. クリフトン / 日本経済新聞出版社 (2001-12-01) 読了日:2009年3月18日 自分にとって弱みの克服は最重要課題なんだけど、それと同じくらい強み補強もしないといけないのではないか、と思い読んだ 自分の強みとして出たのは「回復志向」「自我」「慎重さ」「調和性」「内省」だった 自分の「強み」について考えるきっかけになったのはよかった | |
内田 百けん / 新潮社 (2002-04) ★★★★★ 読了日:2009年3月8日 初めて読んだ作品は全くないけれど、何度読んでも新しい この文庫の最後におさめられた「梟林記」がとても好きなのだけれど、最後の背中をひやりとさせる一文がすごいと思う 表紙の絵は芥川龍之介「百けん先生邂逅百けん先生図」だけど、わたしはこの絵がほしい。壁に飾っておきたい | |
本・雑誌 | 干刈 あがた / 新潮社 (1991-03) ★★★★★ 読了日:2009年2月24日 干刈あがたが死んで、もう20年近くになる。 わたしは彼女の特別熱心な読者ではなかったけど、彼女の訃報を新聞で読んだとき、ものすごいショックを受けた。 この本は割と気軽なエッセイだけど大好きです。実家においておいたのに、親が本を全部処分したときに捨てられてしまったけど、古本で再購入。 |
エルネスト・チェ ゲバラ / 角川書店 (2004-09) ★★★☆☆ 読了日:2009年2月18日 青春文学としてはおもしろかったけれど、訳文が読みにくかったのが残念 自分とは相性の悪い文章だったと思う | |
阿奈 靖雄 / PHP研究所 (2007-02) ★★★☆☆ 読了日:2009年1月28日 とかくネガティブに思考が偏りがちな人間が自分の思考パターンを変えたいと思いつつ読んだ本 パターンを変えるためのとっかかりとしてはよかったと思う | |
本・雑誌 | 有吉 佐和子 / 新潮社 (2008-07) ★★★☆☆ 読了日:2009年1月27日 帝劇の舞台を巡る人間模様は文句なくおもしろかったんだけど、推理小説仕立ての部分がちょっとよけいに感じてしまった 全体を説明し、謎を解くには推理小説形式にするしかなかったんだろうけど、人間ドラマがよかっただけに、すごく残念 しかし主人公の「偉大な人間は、しばしば欠点もまた偉大なんだ」は、なかなか印象的な言葉だ |
古川 日出男 / 新潮社 (2007-11) ★★★☆☆ 読了日:2009年1月21日 読んでいてなぜか『星の王子さま』と岡崎京子『リバーズエッジ』を思い出した 言葉に引っかかりが多い作品だと思った ちょっと読みにくいとか今ひとつ物語世界に入り込めないと感じたのは事実だけど、引っかかりが多いことは悪いことじゃない 言葉に引っかかっただけではなく、この作者にも引っかかった。別の作品も読んでみたい | |
マーティン コーエン / 筑摩書房 (2007-05) ★★★★☆ 読了日:2009年1月13日 図書館で借りてきたこともあって、急ぎ足で読んでしまったけど、ちょっと惜しかったな もっとじっくり考えながら、考えを紙に書いたりしながら読んでみてもよかったかもしれない しかし、世の中には判断の付かない、あるいは善悪を決めにくい問題が多いもんだ | |
江戸川 乱歩 / 新潮社 (1960-12) ★★★★★ 読了日:2009年1月11日 ※数年前に買った本の再読 再読で、すべてストーリーははわかっているのだけど、初めて読んだときのようにぐいぐいと引き込まれてしまう 江戸川乱歩は平易でとても読みやすい文章を書く人だけど、だからこそ怖い |