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貧民夜想會 旧館


2009年08月25日 この日を編集

_ [book]与えられたエネルギーをどう燃焼させるか〜かもめのジョナサン

かもめのジョナサン (新潮文庫 ハ 9-1) かもめのジョナサン (新潮文庫 ハ 9-1)
リチャード・バック/五木 寛之/Richard Bach
新潮社
¥ 500

定番中の定番とも言える本ですが、実は初めて読みました。

わたしはこの本を「自分の人生に与えられたエネルギーをどう燃焼させるか」について論じられた物語として読みました。同じ量のエネルギーであっても、ただいたずらに散逸させるか、効率よく利用するかで、得られる結果は大きく違ってきます。群れのほとんどのカモメが、食べることにエネルギーを散逸させる中、与えられたエネルギーを飛ぶことに向かって集中して利用し、非常な高みにたどり着けたのがジョナサンなのだと思う。

この本にはジョナサン以外のかもめもたくさん出てくるけど、飛ぶことを追求し続けるジョナサンと、ただひたすら食べることのみに懸命になる「その他大勢」のかもめとの間にどんな差があるかというと、

実は

すべてのカモメにとって、重要なのは飛ぶことではなく、食べることだった。だが、この風変わりなカモメ、ジョナサン・リヴィングストンにとって重要なのは、食べることよりも飛ぶことそれ自体だったのだ。その他のどんなことよりも、彼は飛ぶことが好きだった。

ということであり、

生きることの意味や、生活のもっと高い目的を発見してそれを行う、そのようなカモメこそもっとも責任感の強いカモメじゃありませんか? 千年もの間、われわれは魚の頭を追いかけ回して暮らしてきた。しかし、いまやわれわれは生きる目的を持つにいたったのです。学ぶこと、はっけんすること、そして自由になることがそれだ!

ということだけなのではないか。

つまり、真実に「気がついたかどうか」なのではないかと思うのです。

ジョナサンは気がついたからこそ、自分に与えられたエネルギーを「飛ぶ」ことに向けて燃焼させ、誰もたどり着けないような高みに上がることができた。

確かにジョナサンは

ジョナサン。それはだな、つまりきみがおそらく百万羽に一羽という、めったにいない鳥だってことさ。

とあるように、ジョナサンは他のカモメが非常に長い時間をかけて学んでいくことを、非常な短時間で一度に学んでしまえるような能力があった。でも能力があったとしても、「気づき」がなければそれは活かされることはないわけです。

自分を振り返ってみるとどうだろう。

ジョナサンには

気づき
「飛ぶことがなにより好き」
「自分は飛びたい、飛ぶことを極めたい」
行動
「飛ぶことを極めるため、練習に打ち込む」
持続
「周囲にどう思われようとも、飛ぶことを極めようとする」

がありました。

自分の場合はどうだろうか。

気づき
「自分がやりたいことを見定める」
「これをやる、これを極めると決意する」
行動
「やりたいことを始める」
持続
「始めたことをずっと続ける」

となるだろうか。そうやって考えてみると、今の自分は「軸」が定まっていないのかもしれないと思った。軸が定まっていないと立っていても不安定だし、自分の領域を広げようとすると倒れるかもしれない。

ではその「自分の軸」はどうやって見つければいいのだろう。それにはいまの自分が何ができるか、何をやりたいかを見極めなければ。

そこで、「毎日手帳に『好きなこと』『やりたいこと』『嫌いなこと』『やりたくないこと』を書いていく」を始めました。

なぜ『嫌いなこと』『やりたくないこと』も書くことにしたかというと、これらを自分で確認していくことでも、『好きなこと』『やりたいこと』の逆方向から自分の軸にたどり着けるのではないか、と思ったので。

短い物語だしすぐに読めてしまうけど、自分自身を振り返るための強力なテキストです。不安になったり、迷ったときに、また読んでみようと思う。

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Before...

_ sazanami [> kakobon さん >毎日 同じことを書くことになりませんか?? そうでもないです。ちょっとした「これ好きか..]

_ kakobon [そうすると膨大な『好きなこと』『やりたいこと』『嫌いなこと』『やりたくないこと』が集まりますね。 それを,どう料理し..]

_ sazanami [> kakobon さん 実際にはちゃんと料理するところまで行ってないんですが、書いていくうちに、やはり何らかの傾向..]