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貧民夜想會 旧館


2008年07月09日 [長年日記]

_ [book]自分の小さな「箱」から脱出する方法

友人から借りたもの

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「人間関係に関する多くの問題を一挙に解決できる力を秘めている」という本

人間関係で起こるいろいろに対して、漠然と自分が「自分が相手のことをこう思っているから、相手はあのように行動するのではないか」と思っていたことに、よりはっきりした輪郭が与えられた感じが得られたのはよかった

「総論として言いたいことはわかるしその通りだと思うけれど、詳細や具体的な方策がよくわからない」感じが残ってしまったのが残念といえば残念だけど、具体的なノウハウを提示する本ではないので、そこは自分で考えていかないといけないのだな

この本を読んでいて思い浮かべたのが「他人を攻撃し、貶めることでしか自分のアイデンティティを確認できない」という、昔の職場にいた課長

わたしはこの人から頻繁に攻撃を受け、かなり大変な思いをしたんだけど(職場を去る直接の原因になったし)、こういう強固な箱に入った人からの攻撃に負けない方法を知りたかった

でもこの本は具体的なノウハウやスキルを提示する本ではないし、結局そういうノウハウなりスキルは、自分でもがきながら身につけてかないといけないものなんだよね

興味深い本だったけど、正直自分の中で未消化というかわからない部分がまだある。時間をおいて、もう1回読んでみたいと思う

_ [book]週刊 ダイヤモンド 2008年 7/5号

月曜日発売の雑誌を土曜日に購入し、週が変わってから読み始める。特集の「使える!経済学」のみ読む

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「今なにが起きていてどうなりそうなのか」がコンパクトにまとまっていてよかった

特に『名著「新訳」つまみ食い』は、経済学の古典の要約があって、「この人(本)はなにを論じたのか」がわかりやすくなっていて◎

経済学ど素人には1度で理解できないところもあったけど、そこはもう1度読んでみたい