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貧民夜想會 旧館


2009年06月23日 [長年日記]

_ [book]銃・病原菌・鉄〈下巻〉—1万3000年にわたる人類史の謎

図書館で借りた本

9784794210067

上巻と同様、一気に読む

読んだときの衝撃は上巻よりは少ないけど、それでも強くひきこまれ、ぐいぐい読んでいく

下巻で特におもしろかったのが言葉の発生に関する論考と発明に関する論考

わたしは言葉というのは、自然発生的になんとなく作られていくものだと思っていたけど、実は非常に高いハードルをいくつも超えないといけないものだったのか

発明にしても、「発明者として歴史に名が残る≠初めてそれを作った」ではないこと、発明が起こる社会とそうでない社会とでは環境に差があることなど、読んでいて驚いた点もいくつか

上下巻通して読んで、人間にとって環境がいかに大事なものであるかを痛感した